それはどうかな〜?
こんな記事を見つけた。
高性能よりも易しい操作性
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060405it07.htm
ゲームにそれほど詳しくない人でもここ最近NDSとNDSL(NintendoDSLite)が
猛烈な勢いで売れているという事は知っていると思う。
それに対して、最新の据え置きゲーム機はどうか?と言う点で書かれたものっぽい。
大まかには言っている事は正しいかなと思う。
PS、SS、N64(これが先だっけw?)の頃から始まった画像の美麗化と豪華な演出の競争。
人はまず視覚に訴えられると弱いので、相当インパクトがあったし、実際自分もわくわくした記憶がある。
だが、さすがに今現在では、息詰まった感が市場にも浸透してきたというのはわかる。
実際は、これだけ絵や表現が進化してもゲームの内容自体は大きく変わったとは言えない。
ゲーム機がスパコン並になろうとも、実際それほどできる事が進化した訳ではないから。(ここが重要)
大進化としての要素はせいぜいネット接続ができたと言う事くらいだろう。
それ以外はファミコン時代から大きくは変わっていない。
絵が綺麗になった(実写に近くなった、他の表現方法が使えた)、声が出るようになった。
この程度では大進化とは言えないかなと思う。
そうするとネット接続しか残ってないと言える。
さて、記事の中には操作が複雑で受け入れられなかったというのがあるが、実際そうだろうか?
ボタンの数は確かに増えたが、実際に使うボタンというのはゲーム1つで見れば多くはなく、たいして難しいものではない。
操作が複雑になったのではなく、容量が大きくなった事によって、処理すべき情報が増えたという事が原因だと思う。
処理すべき情報が大幅に増えたため、
良く言えば
やれる事が増えた。
やりこみ要素が増えた。
と言う状態だ。
しかし、悪く言えば
やれる事が多すぎて何をすればいいのか判らない。
やりこみ要素を抜かせば、従来のゲームと何ら大きく変わっていない。
やる事が多くなって面倒くさい。
と言う事だ。
昨今のゲームを取り巻く環境で大きく変わったのは、攻略本の存在。
はっきり言って、無ければ全部の要素を見つけるのは不可能。やりこむのは不可能なのである。
いや、1,2年ずっとかければいけるのか?
そうすればライフサイクルも長くなって、ゲーム開発の負担も減る?
(まぁ、そんな単純じゃないけどね。人は飽きっぽいし、新しい刺激がなければ次に移っちゃうからね。)
そして、ゲーム関連の雑誌もこぞって先走って攻略を始める。
よって、攻略本ありきのゲーム進行となる・・・何か変じゃね?
そしてそれに頼ってゲームをしてきた人達が、攻略本を頼るのもめんどうだと感じてくれば、
そんなものが必要のない、直感的にできるゲーム、簡単な操作のゲームに流れるのは当然だと思う。
実際はこんなところじゃないだろうか?
ゲーム人口が減ったのもこの辺りに原因があると思うのですよ。おほほほほ。
ゲーム機の進化より人の進化(退化)の方が強く早いだけ。